年齢を重ねるにつれて、なんだか「体調が良くない」「何かうまくいかない」「今までと違う」と感じていることがありませんか?しかし、一般の病院へ行っても「異常なし」。自分の体はどうなったのか。
そんな方は男性更年期障害(LOH症候群)かもしれません。

正式名称:加齢男性性腺機能低下症 (通称:男性更年期障害)
LOH症候群:Late-onset Hypogonadism Syndrome

男性更年期障害(LOH症候群)は、身体的には全身の疲労感や倦怠感、性欲低下、ED(勃起障害)、不眠、肩こりなど、精神的には気力の衰え、集中力の低下、イライラ、抑うつなど、症状は多岐にわたります。
現代において、男性更年期障害(LOH症候群)患者は600万人とも言われています。

男性更年期障害(LOH症候群)とは?

しかしその症状から、うつ病によく似ており、治療を試してもなかなか症状が改善しない…と思われがちです。
でも悩まないでください。男性更年期障害の治療で改善するかもしれません!

男性更年期障害(LOH症候群)とは?

男性ホルモンの役割

“不安をとりさる(安心)”

“前向きに考える(挑戦)”

“楽しいと感じる(多幸感)”

“性的に快活である(性欲)”

男性更年期障害とは?
「男性更年期障害(LOH症候群)は、男性ホルモンの値が低いことにより起こる病気である」男性ホルモンが減少すると、不安が強くなり、やる気・記憶力・性欲の低下が著しくなります。また、筋力や骨が弱くなります。原因として、「ストレス」が大きく関わっていることが分かってきました。強いストレスが長時間続くと、脳のほうから精巣に男性ホルモンを出す指令が出なくなり、男性ホルモンが減るのです。さらに、男性ホルモンには肥満を抑える効果もあるため、ホルモンの減少に伴って内臓脂肪が増え生活習慣病のリスクも高くなると指摘します。
「女性の更年期障害は多くの場合回復するが、男性の場合、待っていても回復しない。重症の場合、医師と相談した上で、男性ホルモンを注射で補充する治療が必要だ」

~帝京大学医学部附属病院:堀江教授談~

~出典:NHK生活情報ブログより~

主な症状及び徴候 1)リビドー(性欲)と勃起能の減退 2)知的活動、認知能、の低下及び疲労感 3)抑うつ、短気などに伴う気分変調睡眠障害 4)睡眠障害 5)不安感 6)筋容量と筋力低下による除脂肪体重の減少 7)内臓脂肪の増加 8)体毛と皮膚の変化 9)骨減少症と骨粗鬆症に伴う骨塩量の低下 精神、身体ならびに性機能にも障害を及ぼす。
どこを受診すれば良いのかわからない…

しかし、女性更年期障害は一般的な外来でもよく目にしますが、男性更年期障害はいったい何科に行けばよいのかわかりにくいかもしれません。
まずは泌尿器科を受診してみましょう。

それならば
専門医にお任せ下さい

気持ちが落ち込むと すべてのモチベーションも下がってきます。 悩むよりも、すっきり治して 楽しい日常を取り戻しませんか?

*テストステロン治療認定医(日本メンズヘルス学会)
*泌尿器科専門医(日本泌尿器科学会)

問診

男性更年期障害の症状は、
 *身体症状
 *精神症状
 *性機能障害
の三つに大別できます。症状はさまざまであり、多様な症状が見られます。
また、うつ病との関連がある場合も少なくなく、しっかりした問診が必要です。

検査

血液検査を行い、男性ホルモンがどの程度分泌されているかを調べます。その際、男性ホルモンの分泌にかかわる項目も調べます。糖代謝(糖尿病)、脂質(高脂血症)、赤血球(多血症)、肝臓機能、腎臓機能なども測定します。また、前立腺がんが潜んでいないか調べるために腫瘍(前立腺)マーカー:PSAの測定も行います。また、症状によっては心電図、睡眠時無呼吸検査を行うこともあります。

西南泌尿器科クリニックでは、男性更年期障害(LOH症候群)の専門外来を開設しています。
気持ちの問題だから… と悩まずに、 まずはお気軽にご相談下さい。

男性更年期障害の治療法

男性更年期障害には
以下のような

治療法があります

生活療法

運動を定期的に行う。
特に筋トレを行い、筋肉量の増大に努める。筋肉を鍛えることにより、成長ホルモンと男性ホルモン(テストステロン)の分泌を促し、快活に前向きになる。

漢方薬

補中益気湯、八味地黄丸、十全大補湯、芍薬甘草湯、葛根湯 等。ゆっくりとではありますが男性ホルモン(テストステロン)の産生を増加させるとの報告があります。

男性ホルモン補充療法

男性ホルモン補充療法は米国では230万人が受けています(2013年、米国FDA発表)最も効果的で治療のメインとなるのはホルモン補充療法とされています。

[適応] 40歳以上男性
*遊離テストステロン:11.8pg/ml 未満

  1. 注射:男性ホルモン
    エナント酸テストステロン125㎎~250㎎:1~4週毎
    (投与間隔は症状により変わります)
  2. 注射:性腺刺激ホルモン
    胎盤性性腺刺激ホルモン(hCG):3000~5000単位
    週1~2回あるいは2週間毎に筋注
  3. 軟膏:男性ホルモン
    男性ホルモン軟膏:1回3g、1日1~2回施行

〔除外基準〕
~ホルモン補充療法ができない方~

前立腺がん/重症:前立腺肥大症/乳がん/多血症/重度の腎機能不全/重度の肝機能障害/うっ血性心不全/重度の高血圧症/夜間睡眠時無呼吸/抗凝固剤内服
(※上記に当てはまる方はホルモン補充療法の適応ではありません)

ED治療はこちら
<根治的治療>

 

よくある質問にお答えします!

男性更年期障害について
(LOH症候群:加齢性腺機能低下症)

Q&A

どういった症状が起こった時に男性更年期を疑うのですか?

「何となく不調」「しっかり睡眠がとれない」「イライラする」「疲れやすい」「ほてりや発汗」などが起こった場合に男性更年期を疑いましょう。特に「抑うつ状態」が長く続いている場合は要注意です。

女性の更年期障害とどう違うのですか?

女性の更年期障害は閉経前後10年間に起こってくる変化であり、起こる時期も期間もある程度決まっていますが、男性の更年期障害は、40歳以降のどの年代でも起こってくることと、終わりがはっきりしていません。いつまでも続く場合があります。また、症状では男性の場合性欲の減退が顕著に現れます。

どんな人がなりやすい?

男性更年期の原因となるテストステロンの減少は“加齢”と“ストレス”により起こります。社会的要因が関与していることがほとんどです。仕事上のストレス、生活環境や家庭でのストレスもあります。最近、増加傾向にあるのは「定年後」の男性です。環境の変化に、身体的にも精神的にもうまく対応できずストレスが大きくのしかかってきたために起こります。

男性更年期とEDの関係は?

テストステロンの低下が「抑うつ感」を生み出し、EDを導くことがわかっています。男性更年期の中での主な症状として、精神的な症状としての「抑うつ感」と身体的な症状としての「ED」といった関係になります。

男性更年期やEDは治療した方が良いの?

心血管疾患(心筋梗塞、狭心症)を患った男性のほとんどが、2~3年前からEDだったとの報告があります。男性ホルモン(テストステロン)はEDや動脈硬化と明らかに関係が深く、心臓ばかりでなく、脳卒中予防の面からも治療することが勧められます。

西南泌尿器科クリニックには、多くの男性更年期でお悩みの方が受診されています。
しっかりと患者様の悩みや症状をお聞きし、ベストな治療法をご提案いたします。
放っておくとキツイままです。すっきりと治し、楽しい日常を取り戻しましょう!

西南泌尿器科クリニック 院長 持田 蔵
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